このコーナーでは、ブルマァクミニソフビの魅力を新旧交えてご紹介して行きたいと思います。
(文:七曲 八段)
 ブルマァクのミニソフビシリーズは、同社設立(1969年)当時の商品ラインナップにはありませんでしたが、マルザンから引き継いで生産・販売を開始した、いわゆるスタンダードサイズのソフビ人形の人気が再燃し、新規商品開発の一環として世に登場しました。
 時期としては『帰ってきたウルトラマン』放送以前の、怪獣ブーム復活を決定付けた“再放送時期”で、筆者も当時の講談社『たのしい幼稚園』の誌上販売にて購入し始め、その後地元の玩具店などでスタンダードサイズ以上に買い集めました。子ども心にミニソフビは、その単体での愛らしさだけでなくスタンダードソフビとの“怪獣親子物語”遊びがお気に入りでしたが、実際の親の立場からしてもミニソフビの当時の単品価格は60〜100円(スタンダードは350円)だったので、買い与え易かったのかもしれません。
ミニ カネゴン比較写真
 (右:当時モノ 左:復刻)

復刻は基本的に現存する元金型から作業金型を複製・生産している為、当時モノよりも大きい。
(当時モノは経年で収縮している為、その差はより一層ハッキリしている)
ミニ ガラモン比較写真
 (右:当時モノ 左:復刻)

ミニ ガラモンはQ・マン・セブン怪獣ラインナップの後期発売の為、足裏にキャラクター名が彫られている。
(カネゴン・バルタン星人・ドラコには無い)
バルタン星人比較写真
 (右:当時モノ 左:復刻)

当時の商品ヘッダーにはハンコでキャラクター名が押されている。

また、復刻商品ヘッダーの絵柄は当時モノの裏面の絵柄を使用している。
集合写真:ミニ ドラコ解説
 (後列左から2番目:当時モノ 前列左から2番目:新復刻)

ミニ ドラコは金型が現存していない為、当時モノの状態の良いモノを元に新復刻している。
当時の販売形態は、タワーセットの内の1点であったと、当時購入し現在も所有している方の証言アリ。
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